TSLについて・・
2005年10月19日の朝日新聞に掲載。
超高速船、小笠原航路断念。 赤字見込み支援できず。
ついにとゆうか、やはりとゆう気持ちだ。
もともとの計画段階で3倍もの燃料はかかる見通しだったし、
その走波性も低く、搭乗人数も少ないとデメリットのほうが多かったのに・・
環境に対してや経済性については良くないし、
ゆっくりの船旅好きからはいらないとの声があったが、
ほんとにここで就航しないとなると、
とりあえず、115億円も建造費にかかった新造船はどうなるのだろうか・・
小笠原航路用に設計されているため、他の地域では運用しにくいとのこと。
その燃費の悪さからも敬遠されているらしい。
ほんとに心配なのは、これを機に空港問題が再燃することだ。
そのことは以前にもブログでかいたが、現実の問題になりいつつある。
10月20日の朝日新聞13版37面によると、石原慎太郎東京都知事が
「TSLをあきらめざるを得ないのであれば、空港を考えていかねばならない。」と発言している。
やっぱりである。
長年の島民の悲願である空港は、環境問題から、
TSLが代替措置なったのが、いままでの経緯である。
それを振り出しにもどして、取り返しのつかない自然破壊と共に、
10年もの歳月と1000億円ともいわれる建設費をかけてまで
国立公園内に空港を建設するのだろうか。
時雨山から兄島と変遷した空港用地問題も、またしても再スタートなのだろうか。
島民の生活の安心と安定のため。
基幹産業の観光の活性化のため。
たしかに、すごく必要かつ重要なものかもしれない。
しかし、それとひきかえに、小笠原たる大事なものが永遠に失われるかもしれない。
すごく微妙なバランスのうえになりたっている、東洋の神秘の島、小笠原。
生かすも無くすも、人次第だ・・・
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コメント
ご訪問ありがとうございました。
また遊びに来させていただきますね。
投稿: non- | 2005.10.21 17:13
●nonさん、 こんばんわー
こちらこそ、また宮古を感じに、
遊びにいきますねー ^-^
投稿: バリトン | 2005.10.21 21:31
バリトンさん、こんばんは。非常に残念です。月曜にWEBで検索した時は何もなかったのに…。新聞読めないかららくらくフォンで携帯ニュース見て、会社で日経ネット拡大して読んでるんだけど、気付きませんでした。今Yahooニュース検索して読みました。来週月曜に人間ドック、その結果如何により、いよいよ動き出そうかというこの矢先に最悪のニュースです。いや最悪なのは飛行場建設が決定した時か…。何か力が抜けてまともな文章にならないのでまた来ます<(_ _)>
投稿: KEN | 2005.10.23 01:37
●KENちゃん
まだどうなるかわからない状況ですが、
なんらかの動きがあるかもしれません。
この問題は注意深く調べつつ、注目もしてないとね。
最悪な事態になるまえに、行動が必要なときにできるように。
投稿: バリトン | 2005.10.24 20:35
ニュースでこれを見た時は、開いた口がふさがりませんでした。民間の経営だったら、ありえないことですよね。その挙句が、空港というのは、余りに安易だなと思います。
こんな大きな船でなく、もっと小回りの利く、小型の高速船を本気になれば、考えられたのではないでしょうか。115億円も研究費に掛ければ、もっと何とかなった筈だと思えて仕方がありません。
余りにも安易なやり方のつけが自然破壊というのは、本当に情けないですね。
投稿: bun | 2005.10.25 12:28
●ぶんさん、 こんばんわー
まさにこんなの、書かれていた台本のような体たらくな就航の問題ですよね。
まだ空港問題までは表面化していないですが、すごく心配です。
島民の方にとっては、命の問題もあり、空港は悲願でもありますが、自然への対応と影響をもっともっと真摯に考えて対応してほしいし、
行政はお金や振興だけで考えてほしくない。
利権なんてなおさらです!
青い海や青い空や緑の島は誰のものでもないのだから。
みんなみんな、いま借りているだけなのだから。
投稿: バリトン | 2005.10.26 22:31