小笠原旅日記2004/12/29
ほとんど凪いでいたせいかよく寝れた。
甲板に出るとちょい風は冷たいが、ひんやりくらいな感じで南に来たのを実感する。
朝焼けは思ったほどではなく、風が強くなってきたので早々に引き上げ朝飯へ。
がーー朝食はなにげに高い! 夜の金額とあまりかわらんくらい・・・
しばし考えるも、あまりになのでパンにする。
その後またちょっと寝て、昼前にデッキに上がったときは、もう聟島列島が見えている。
天気はさっきよりもあんまりよくなく、どんよりと曇っている。
ここより入港するまでずっとデッキにいたが、しぶきで潮まみれとなった。
半年振りの小笠原はどんよりとした鉛色で出迎えてくれた。 寒くはないが風がきつい。
海の色はあいかわらず鮮やかなブルーだが、天気がなぁ・・
しかーーし、そこに「父島タクシー」の船が出迎えに! 見送りは見なれているが、お出迎えははじめてだ。
幸先いいことになりそう。
無事に接岸し、半年振りの小笠原上陸!! 天気はもうひとつだが、なにげにあったかい。
今回もお世話になる、プーランビレッジの良さんを探す。
ほどなく見つかり、再開のかたい握手。 やはり良さんにまた会って、小笠原に来たんだな−と思う。
ただ、そのかたわらには青年がひとりのみである。??
聞くと今回は日程が悪くてどこもお客さんが少なく、プーランにいたっては
お正月まで3人だそうである・・・ ひぇーー 少なそうとは思っていたがこれほどとは。
良さんも笑っている場合でないと思うのだが、どんなときもあせらずマイペースなのが、
いいところでもある。 たまーーに、??と思うときもあるが・・
あとひとりは昼前の母島丸で着くとのことで、すこし時間もあるので、ウェザーステーションへいく。
同宿となる彼は「室くん」といい、現役の大学生だ。いやー若い! なにせひとまわりちがうし・・・
港に戻って、ちょこっと遅れて入港の母島丸より、高橋香寿代ちゃんを加えて、総勢3名がそろい、はれてプーランビレッジへ。
このプーランビレッジ、ただ者ではない。 オーナー手作りのログハウスの母屋やコテージが小曲のコーヒー山の原生林のなかに点在し、それらをウッドデッキでつなぐというなんともアジアンなテイストをかもし出している、あやしくもナイスな宿なのだ。
けど、いちばんのうりは、ここにいると自然に包まれて、やさしい気持ちになり、まわりの自然の事や地球の未来の事に思いを馳せながら、ゆったりとした時間を過ごすことができるのだ。
荷物を降ろしてちょっとおそい昼食は、名物の島寿司だ。
さわらを醤油に漬け込んだ寿司で、ワサビではなくからしで食べる。
以外かもしれないが、からしがよくあう。
たっぷりと食べた後は、道なきジャングルをコペペビーチまでトレッキングに出発。
前回いったときに枝やするどい葉などでけっこう傷になったので、あしもとはカヌーブーツでいく。
こちらでは観葉植物になっているのが、野生で花をつけていたり、木性シダのでかいのを眺めて歩くと、ここはどこなんだろうと本気で思えてくる。
コペペにつくとちょっと薄暗くなっていた。 さすがに冬なので南の島とはいえ陽は短いなー
トーチカの内部を見学したが、ここでは夕陽が見えなかった・・ 見えればすごいきれいだと思うのにーー
泳がずに、プーランまでいろいろ良さんに教わりながらかえる。
明日はシーカヤック初日。 晴れてほしい。
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コメント
旅先でのわくわく感が伝わってきます。
さんまさんの文章を読んでいると、旅先での
そういったわくわく感など鮮明に思い出します。
プーランビレッジさんのページも少しみたけど、
気になるのがひとつあった・・・
1ヶ月滞在コースがあるんだねぇ。
魅力だなぁ・・・(というより危険か)
そういった機会に恵まれたら
そういう時間を過ごしてみたい気がします~(^^ゞ
投稿: JUN | 2005.03.07 20:25
●JUNさん
まいどーー コメントありがとう。
なんか体験や想い出を文章にするのって、むつかしいよね。
あったことをなんとなくかいているようで・・・ すこしでも伝わっていたら嬉しいです。 (^^)
>魅力だなぁ・・・(というより危険か)
そうなんです。 あぶないんですよぉー
ぜひとも体験してみて!! 人生の中に1ヶ月くらいそんな時間があってもいいんやない?
ーー>自分にも込めて・・
投稿: さんま | 2005.03.08 19:49